距離延長と距離短縮のどちらがいいの?
競馬のレースの距離は
短距離、マイル、中距離、中長距離、長距離
の5つに分類されます。
そのため、競走馬は毎回同じ距離の
レースに出走するとは限りません。
また、前のレースよりも距離が
延長する場合もあれば、
短縮する場合もあります。
その上で、予想をするとき
「距離延長が有利なの?」
「短縮の方が不利なの?」
と思ったことはありませんか?
それを長時間考えた末、
馬券が外れてしまったときは
「あの時間は何だったんだー」
ってなりますよね。
こればかりは、距離適正というものが
あるため、すべてに該当するわけでは
ないですが、論理的な考えからどちらが
有利なのかを導き出すことができます。
ほとんどの競走馬が
気持ちよく走れるのは
距離延長ではなく、
距離短縮
です。
その理由は2つあります。
1つ目は
馬は走りたがる動物である
ということです。
競走馬は長い年月をかけて
人間によってそのように改良
されたため、意識的に走っている
訳ではありません。
また、レース自体は
基本的には距離が短くなれば
ペースが上がります。
そのため、前走よりもペースが
上がったとしても、速く走りたい
という馬の性質にピッタリ合う
というわけです。
2つ目は
馬は走る距離を知らない
ということです。
馬は走る距離を知らないため
前走の記憶をもとに走ります。
今回のレースが1,600mだとしても
前走が1,800mのレースだった場合
今回もその1,800mの感覚で
走ろうとします。
そこで馬の気持ちを考えてみてください。
前走と同じ感覚で走ろうとしたが
前走よりも速いスピードで走れる。
気付いたらゴール板が200mも
手前にあるという感覚になるのです。
距離が短くなることで
ペースが上がり速いスピードで
走れるということは、
馬にとっていいことでしたよね。
また、これは人間で考えると、
上司から何時間と時間を指定
されないまま、残業しろと
言われたとしましょう。
仮に残業が4時間だったすると
あらかじめ分かっていた4時間と
何時間やるかわからない4時間とでは
気分的に違いますよね。
さらに翌日、
再び残業するように言われ
それが2時間だった場合、
楽に感じると思います。
逆に前日が2時間で
翌日が4時間だった場合は
楽に感じないでしょう。
このように、距離短縮には
道中で気持ちよく走れる
レースが短いため楽に感じる
という2つのメリットがあります。
ちなみに、今回のレースが前走よりも距離が
延長になるのか、短縮になるのかということは、
競馬新聞の過去の成績を見れば確認できます。
この馬の前レースは1,800mだったため
今回のレースが1,600mだったとすると
距離短縮ということになります。
これらの条件から距離短縮の方が
ほとんどの馬にとってプラス条件
であるという知識を覚えておくと
馬券の的中率は大きくUPします。
今まで、距離延長か距離短縮
どちらが有利なのかと
悩んでいた方は距離短縮の
馬を予想に含めることをおすすめします。